別荘地購入のヒント
別荘地購入 4つの疑問にお答えします
1.別荘を購入しても、利用しなくなってしまうのではないか
行かなくなるケースとしてはまとまった休みがなかなか取れない、家族の都合が合わないといった理由のほかに、週末に行くつもりで買ったのに、遠いために時間がかかりすぎて足が遠のくといった理由が考えられます。
どういった利用を想定しているのか、それが現実的に可能なのか、よく考えて購入されることをお勧めします。八ケ岳富士見高原別荘地では週末居住者や定住者が多いのが特徴です。それだけ住みやすいということでしょうか。
2.別荘を建てるには、住宅展示場で相談しても大丈夫なのか
住宅展示場は大手のハウスメーカーの家がほとんどです。営業マンを中心に対応してくるのが通例ですが、八ケ岳富士見高原の気象条件や建築条件、立地条件を把握しているわけではありません。
八ケ岳富士見高原では基礎が特にしっかりしたものであることが要求されます。現地が離れていることもあって、話を進めていくうちにどんどん高くなってしまうリスクを十分に覚悟しなくてはなりません。別荘の建築はハウスメーカーにとって、大変手間のかかる案件だからです。
3.建設条件や税金はどうなっているか
- 地区指定
都市計画区域内の用途無指定地域ですが、富士見町の条例により以下の通りです。
建ぺい率 20%(建築物の建築面積の敷地に対する割合)
容積率 40% (建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合)新築、増築に関わらず、10m2以上のものは全て確認申請書を町に提出します。
(検査機関経由もしかりです。) - 前面道路及び隣接境界からの建物の位置
- 主要幹線道路(鉢巻道路)から20m離し、緑地帯として保存する。
- 幹線道路(乙事取付け・高森取付け・葛窪取付け)は、両側各10m離し、緑地帯として保存する。
- 別荘地内の全ての公道(町道4~6m幅)及び隣地境界から5m以上離すこと(以上は建物の壁芯で良い)
- 建物の高さ
- 15m以下としてください。
- 凍結深度
- 地表面より80~100cm以上下げて基礎を打設してください。(浄化槽の設置も下げて埋設する。)
- 生活排水の衛生処理
- 便所は汲み取り式もしくは合併浄化槽
- 台所、浴室の雑排水は、簡易浄化槽設置のうえ、地下浸透式
- 合併浄化槽設置の場合 有資格保守点検業者と管理契約を結んでください。
- 別荘地内の禁止行為
- 焚き火
- 路上駐車
- 工事休止の期間
- 年末年始及び5月の連休期間。
- 年間の土・日・祝祭日と、7月最終土曜日~8月第3週日曜日
- 工事時間は 9:00~17:00
- その他
- 工事に際し、立木伐採、間伐、藪刈、除雪等の準備工事についての相談も受け付けています。
(建築税務相談は住宅ローン控除と登録免許税率や認定省エネ住宅の優遇措置が年度毎に変りますので案件別に税務署等にご相談ください。なお、建物には消費税が課税されますが、土地取得には課税されません。)
- 工事に際し、立木伐採、間伐、藪刈、除雪等の準備工事についての相談も受け付けています。
4.別荘管理を安心して任せられるところはあるのか
管理してくれるところがちゃんとしているかどうかで、別荘の価値が変わると言われています。異常があったときに応急措置をしてくれるかどうか、いざというときのための鍵の保管をしてくれるかどうかなどが重要です。
富士見高原リゾートで管理業務を行っているので、安心です。
年額38,500円(税込・2,000m2まで)となっています。
一般管理業務としては、
- 防火・防犯のための巡回と異常を発見した時の応急措置、緊急通報。
- 地区道路の除雪作業。
- 不在期間中の鍵の保管。
- し尿、ゴミ処理の手配。
- 建物の建築相談全般と、これに伴う地元建築業者のあっせん。
などがあります。
特別管理業務として依頼があれば有料にて
- 造園工事、植樹作業、間伐、下草刈りや土地の手入れ、営繕等。
- 水抜き、水出し。
- 建物・電気・水道・汚水処理施設などの維持補修工事、管理。
- ハウスクリーニングやレンタル布団・シーツの対応。
などを行っています。
詳しくは管理事務所にお問い合わせください。
地元の工務店だと施工もメンテナンスも安心
地元の工務店では八ケ岳富士見高原リゾートの気象条件や建築条件、立地条件などをよく把握し、さらに別荘地での様々な失敗例を見ていますから、コスト的にも無駄のない寒冷地対策、結露対策が可能です。
設計事務所に依頼する場合には、信頼できるかどうかや場所的に相談しやすいかどうかに加え、八ヶ岳富士見高原リゾートのことが分かっていて、かつ地元の工務店との連携がよく取れたところがお勧めです。
別荘建設時に敷地内に数多くの樹木が生えている場合、管理事務所と連携して、必要な木を残して伐採してもらえます。
建物を建てる際は標高1,200mでもあり、冬季の凍上を考慮し、土中に深度80~100cm以上下げる事になりますが、掘削に際して支障は無く、岩盤も無いのでベタ基礎を採用する場合が多いとの報告があります。
メンテナンスとしては、外壁の塗装、屋根掃除、水抜き、水出しなどが必須です。木造外壁・屋根の塗装は建ててから1年後とそれ以降は5年ごとにお考えください。
倒木による建物の破壊もまれにありました。鹿に木の皮を食べられることがあるので、防護ネットも必要です。
管理事務所が不具合を発見した場合でも、地元の工務店で施工された場合には、指示いただければ短期間に修復することができます。
地元材の有効活用
別荘分譲地には、赤松、落葉松、白樺などが自生しています。(1区画にザックリと数えて大小100本程度)これらの立木は屋内から眺めて清々しいものですが、建築物に隣接していますと、風の強い時には揺れて建物を破損する場合もあります。
そこでこれら現有樹木の有効利用を計るため建築物を建てる位置をあらかじめ設定し伐採することが良いと思います。人工的な建材で造られる別荘ではなく、自前の自然材を多用する事をお奨めします。
落葉松 (カラマツ)
落葉松の樹林は直立しており、借景として美しいものですが、木材として利用するには、油脂(ヤニ)分が多く、充分な乾燥と脂抜きが必要です。脂抜きを充分に施せば内装材としても面白い使い方が出来ます。
自然乾燥も含め約1年前に伐採する段取りとなります。50%ぐらいの含水率であればあらかじめ表皮を除去して、屋外のデッキ材や木道、地杭に使用できます。また前庭に敷き込めば舗装補助材として枕木代わりに使用出来ますし、ワイルドなツリーハウスの骨組み等にも使ってみたいですね。(針葉樹でありながら葉が落葉しますので落葉松と記述してカラマツと読みます。)
赤松 (アカマツ)
40年以上の樹齢を数えるものだと25%ぐらいの含水率にすれば建材として使用できます。スライスカットすれば年輪が美しく玄関の式台やカウンター材、外装化粧窓枠材(ハーフティンバー)にも利用可能となります。
落葉松同様、内装材としても使われています。また小屋組を露出させた梁として架け渡せば空間に広がりが出て面白いですね。なお、薪として高温を保つ事が出来るため陶器を焼く登り窯には不可欠な燃料です。
杉 (スギ)
戦後植林されたスギが大量に市場に出ています。地元で多少産出しますが、杢目で地元のものと区別がつく訳ではありません。
樹齢40~60年ものが一般的です。大方は間伐材で樹齢20~30年ものですので建材用には不適当ですが、チップやペレット、炭や薪に使用します。
白樺 (シラカバ)
分譲地内の一部に自生していますが、枝ぶりと樹皮が美しく、庭木として残せば観賞用にも耐えます。正確にはダケカンバが多く、白樺は白色なのに対し、ややベージュ色です。
富士見高原では、樹間にユリを植えて夏(7月から8月)、花の里として観光に一役買っています。また小ぶりな枝は充分に乾燥させれば、ドライフラワーや大型リースの基材として商品化が出来ますので屋内装飾への展開も考えられます。
週末居住者から将来は定住者に
東京方面からだと2時間半足らず(約200km)で着いてしまうので、週末に気軽にご利用いただけます。冬を除けば、中央高速は土曜の朝、渋滞がありますが、金曜日の夜に出れば渋滞に当たらずに来ることができます。日曜日の夕方は渋滞がありますが、昼食後すぐに出発するか、逆に夕食後に出れば、渋滞を緩和できます。
都心の住まいとしては賃貸マンションを選択し、週末に富士見高原の自分の別荘で過ごす。定年になれば定住する。そんな考え方をされる方が増えています。
もう一つのメリットは週末利用なら、住民票を八ヶ岳富士見高原に置くことで、住宅ローンが適用されるということです。今はローン金利が安いですから、都心の賃貸マンションが少し狭くても、週末は八ヶ岳富士見高原でゆったり過ごすことができる。そんな暮らしもなかなか素敵ではありませんか。
東京のことばかり書いてしまいましたが、実際に定住されていらっしゃる方には、関西や中部ご出身の方が多くいらっしゃいます。都会にお住まいの方にとっては、ここ八ヶ岳富士見高原は移り住むのには本当にいいところなのでしょうね。